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弱ペダ:巻島裕介と触れあい10題

第9章 口元拭き拭き:年下幼馴染 甘


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巻島が目を覚ました時には
映画はすっかり終わっていて
エンドロールが流れ始めている。



「起きた?」
小さな声で愛羅が話しかけると
巻島がコクリと頷いた。



ようやく今の状況に慣れたのか、
トンと彼に寄り添う愛羅。



愛羅の頰に自身の手を添え、
彼女を覗きこんだ巻島が
ソッと彼女の唇に口付けた。


「、、、っあま、、」

小さなリップ音と
共に唇を離した巻島はポツリと呟く。


きっと 顔真っ赤なんだろうなと
巻島は笑みを噛み殺した。



何度もしているはずなのに

いつだって 彼女は新鮮な反応をするところが

たまらない。




「、、ゆうくん、」

愛羅が
自分のハンカチを取り出して巻島を呼ぶ。


不思議に思って彼女の顔を
覗きこんだ巻島の口元を
愛羅はハンカチで優しく拭った。


ひとしきり拭い終わった彼女が
巻島の耳元で囁く。



「グロス、ついちゃったかなと思って、、、」


あぁ、それで甘かったのかと
妙に納得しながら巻島は
もう一度、彼女に口付けた。



そしたら 愛羅が

もう一回 拭いてくれるだろ?





fin






あとがき。

ヒロイン大好きが全開巻ちゃん。
グロス拭き拭きをしたかったのです。

自分がグロスをつけないので
わからないのですが
チュウくらいではつかないものなのかな?

しかし、映画館を
ほとんど見ていない人たちに
なってしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。


2020.03.12 朱華
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