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弱ペダ:巻島裕介と触れあい10題

第5章 ほっぺぷにぷに:年下総北 甘







「ゆうちゃん、最近寝れてないの?」

コロコロとベッドの上を寝転がりながら
愛羅がジッとベッドに背を預けて
床に座っている巻島を見つめた。


「そりゃ、家に帰ればどっかの誰かさんが
人のベッド使ってるから、ショ。」

彼が彼女の頬をつつくと、
「だって、
ゆうちゃんのベッド気持ちいいんだもん。」
愛羅は楽しそうに笑う。


「笑い事じゃないショ」

彼女の額に
デコピンをしながら巻島も笑みを漏らした。



「ゆうちゃん、大好き。」
起き上がった愛羅が
いつものように大好きと笑う。




「あぁ、俺も。」

フッと口をついて出た巻島の言葉に
2人は顔を見合わせた。



俺、何言ってッショ。

取り繕おうとしてもなんの言葉もでなかった。



「え?いま、なん、、」
これまでとは違った反応に愛羅は
目をパチクリさせている。

「ま、待つッショ。今のは、、」
言いかけた巻島の様子を見て
「違う?」
愛羅は悲しそうに呟く。

「違、くはない。」

彼女が何とも言えない顔をして巻島を見た。




言ってしまったからには


誤魔化しはきかない。





巻島が彼女から視線を外して


「愛羅、、好きだ。
、、、俺と付き合ってくれるか?」


全て伝え終わり
彼女の瞳を見つめる。





「当たり前でしょ。
ゆうちゃんのバカ!」

幸せそうに微笑んだ愛羅は
目の前にいる巻島に抱きついた。


「遅くなってごめん。」

巻島がギュッと彼女を抱きしめた。





---





今日も廊下の窓辺には巻島がいて、
後から走ってきた愛羅が彼に抱きつく。


「愛羅、危ねぇショ。」


そう言いながら、
彼女を抱きしめる巻島は幸せそうに笑った。





fin






あとがき。
フワフワ系年下ヒロインとベタ惚れ巻ちゃん。
ただ、巻ちゃんとラブラブしたかった話。


最後までお読みいただきありがとうございました。


2020.02.29 朱華



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