第8章 天下一品のご馳走&天下一の花嫁 / ◆
「美依…」
「んっ…秀吉さ…」
俺はそのまま白い着物の襟に手を掛けた。
やんわり胸元を暴けば、白い肌が晒され、丸い胸が弾けるように姿を表す。
その胸先は桜色をしていて、僅かに形を変えていた。
それを指で摘み、優しく弄るように動かせば…
美依は甘い濡れた声を響かせ、艶やかに躰をよがらせ始める。
「やっ…んっ…っぁ…」
「んー…可愛い声」
口にも含んで、唇で挟みながら舌先で転がしたり。
そうすれば、どんどんいやらしく形を変える粒。
真っ赤に濡れて艶やかに光り、それは艶めかしく尖った。
(あー可愛い、堪らない)
どんどん溶けていく美依を見ていると、本当に心も躰も昂って火照ってくる。
でも、耐えろ。
がっつくなんて、男の風上にも置けない。
そう思いながら、腰に手を回し帯を解いた。
しゅる、しゅる、という衣擦れの音がまた興奮を煽るのだ。
襦袢の腰紐も解いて、前をはだけさせれば…
細くも女らしい躰が姿を現し、俺は思わずごくりと喉を鳴らした。
「ああ…綺麗、だな」
「あ…あんまり見たら恥ずかしいよっ…」
「恥ずかしがるな。もっと恥ずかしい事、いつもしてるだろ?」
「もうっ…!」
美依は恥ずかしがってそっぽを向く。
本当に…仕草の全てが可愛いな、馬鹿みたいに。
俺はそっと美依をうつ伏せにさせ、背中から着物を剥いだ。
一糸まとわぬその裸体は、もう俺のものだと解っていても、やっぱりどこか眩しい。
そのまま自分の着物の前もはだけさせ、そして美依に覆い被さる。
肌と肌を合わせながら、背中に唇を押し当てた。
ちゅうっときつく吸えば、白い肌に痕が残る。
ああ、穢れない花嫁が、俺の色になったと。
逸る気持ちは抑えきれず、次々に痕を残していく。
「ぁっ…ぁんっ、秀吉さっ…」
「んっ…じっとしてろ」
「…っあ、も、やっ…」
「や、じゃないだろ?どんどん躰、火照ってる」
背骨に沿って、それから腰。
手のひらで淡く撫でながら、唇を押し当て…
そして、その細腰を掴んでグイッと上に引き上げた。
美依は尻を突き出すような格好になり、俺はやんわりと太ももを割る。
さすれば、内太ももには蜜が伝っているのが解り、俺はくすっと笑みを漏らした。