第8章 天下一品のご馳走＆天下一の花嫁 / ◆

「こんなに感じてるくせに、嫌なのか？」

「……っいや、じゃない……」

「ん、いい子だな」




そのまま頭を降ろし、間近で尻を割って、その秘部を凝視する。
みずみずしく潤うそこは、馨しい匂いを放っていて、淫らでも愛らしくて…

……ああ、本当に堪らない。



「……っぁあ！」



俺が堪えきれずに、その蜜部に吸い付くと、美依は腰を跳ねさせ、甲高く啼いた。
蜜華を甘噛みし、舌を伸ばして濡れる入口を愛撫して。
そして、指では膨れる花芽を弄る。
すると美依の躰はますます悦び、甘い蜜を垂らして…
濡れた艶声を漏らしては、肌を震わせた。




「そんな、とこっ…舐めちゃ、だめ……っ」

「いいんだよ…んっ、これ…好きだろ？」

「ぁっあっ、おかしく、なっちゃう……！」

「おかしくなれ、そんな嫁も可愛い」




ひちゃっ…ちゅっ、ちゅるっ…

美依を愛する淫らな水音が、部屋の空気を蜜にする。
こんな風に愛する嫁を可愛がれて幸せだ。
たくさん感じさせてやりたくなるし、たくさん甘美な感覚を味わってほしい。




「ぁっ、あっ…ほんと、やぁっ……！」

「だーめーだ、もっと可愛い所見せてくれ」




崩れるように躰を蕩かす美依。
褥を必死に掴んでは、次々に愛液を零すし…
この陥落させる瞬間は、最高にぞくぞくくる。
陥落と言っても『落とす』わけではないけど。

────むしろ、煌めく絶頂に押し上げるのだ





「ぁっ…ら、めぇ……っっ！」





躰がビクンっと痙攣し、美依はそのまま脱力した。
ああ、もう気をやってしまったのかと。

そんな感じやすい美依に改めて可愛いなと思いつつ、背中にふわりと覆い被さる。

美依は俺の躰の下で息を荒らげて…
そのうなじにちゅっと口づけたら、美依は焦点の合わない目をして振り返ってきた。




「も、だめって言ったのに……！」

「でも好かったんだろ？」

「し、知らないっ……」




されると気持ちいいくせに、美依は"これ"をされるの嫌がるんだよなぁ。
いや…その嫌は"好い"って事も知ってるけども。