• テキストサイズ

〖イケメン戦国〗翡翠色の向日葵《豊臣秀吉短編集》

第6章 蝶々結びの秘め事《共通ルート》/ ♥





「俺との閨で、他の男の事考えてたのか」

「え……」

「お前を抱いてるのは…俺なのに」

「あっ……!」




次の刹那。
腰を抱いていた片手が私の脚の間に割り込み、ぐずぐずになった私の蜜口に触れてきた。

そしてぐちゅり…と無遠慮に指を挿れられる。
さっきまで蕩かされていたそこは、その刺激に否が応でも反応し……

秀吉さんの太い指を簡単に飲み込んで、きゅうきゅうと収縮した。




「こんなになってるのは、誰のせいだ」

「ぁっ…あっ……!」

「なぁ…美依、言ってみろ」




ぐちゅっ、ちゅぷっちゅぷっ!
二本の指で攻めるように激しく抜き差しされる。

弱い部分なんてお見通しとばかりに……
指の腹でそこを擦られ、腰がびくっびくっと痙攣して止まらない。




「秀吉さん、やめっ…ぁあっ、だめっ…!」




さっき、散々絶頂に追いやられた。
だから、躰はものすごく過敏になっていて。

その甘い刺激に、あっという間に飲まれる。
私は一気に駆け上がってしまい……
快感の波にさらわれて、秀吉さんの指だけで、また気をやってしまった。




「はぁっ…はぁっ…」

「……美依」

「……っ」




息を荒らげていれば、また褥に躰を組み敷かれる。

私の躰に覆い被さる秀吉さん。
秀吉さん自身もまだ火照っていて、肌は熱を帯びていた。

見上げてみれば、鋭い視線とかち合う。
秀吉さんは……
まるで拗ねた子供のような顔つきで、それなのに瞳は情欲に濡れていた。




「お仕置き…だな」

「えっ……」

「お前に解らせなきゃいけないだろ?」




秀吉さんは、静かな声で言う。
でも、凄みを帯びた…艶っぽい声色で。















「お前は俺だけ考えてればいいって事。閨で他の男を頭で思い描くなんて…あっちゃならねぇ。お前は俺にだけ溺れてろ、余計な事考えないように…もっと蕩かしてやる」















────完全に私の失態だった


例えば逆の立場だったとして。
もし秀吉さんが他の女の子の話をしたとしたら……

私はやはり面白くなかったかもしれない。

そう、政宗の話をされて。
秀吉さんは政宗に嫉妬したのだと。

私がそれに気がついたのは、この後意識を飛ばすまで抱かれてからだったんだ。






/ 141ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp