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〖イケメン戦国〗翡翠色の向日葵《豊臣秀吉短編集》

第5章 【誕生記念】Sugar HONEY-金平糖の罠- / ◆





「まぁ、もう夜だ。そろそろ誕生日の宴が始まるからな、政宗が料理を準備して待っているぞ」

「美依が起きてから行くから、先に始めててくれ」

「ま、美依もあれだけ乱れたなら疲れてるだろうから、ゆっくり来てください」

「なっ…家康、なんで知って……!」

「秀吉、こまめに様子を見に来ると言っただろう?随分お楽しみだったようだな、その話は宴でじっくり聞くとしよう」




光秀は妖しい笑みを浮かべ、家康も満更ではない様子で、二人はまた帰って行った。

俺は盛大にため息をつくしかなく……
閉めた扉に手をついて持たれ、がっくりうなだれた。

……相当に恥しかない

女を抱く姿を晒すなんざ、俺の趣味ではない。
それに、愛する女が乱れてる姿は、誰にも見せたくないと言うのが本音だろう。

やはり、自分の部屋でちゃんと抱き直す必要があるな。

そんな事を考えていれば……
背後から『秀吉さん…?』と俺を呼ぶ可愛い声が聞こえ、俺は慌てて振り返った。




「美依…起きたのか」

「扉の鍵、開いたの?」

「まぁな…お前、身体は大丈夫か?」

「なんか、すごく怠い……」

「そうか…なら、こんな場所じゃゆっくり出来ないだろ。部屋まで運んでやるから、お前の部屋行くか」

「えっ……!」




俺の言葉に、何故かびっくりしている美依が気になったが……

それでも、俺は再度褥に戻り。
上半身を起こしている美依の身体を支えると、そのまま毛布をめくって美依の背中と両膝の裏に手を当てた。

そして、抱きあげようとすると……
美依が何故か慌てたように声を上げた。




「いや、ここでいいよ!休めるし!」

「ここ、蔵だぞ?部屋のがゆっくり出来るだろ、この後宴があるらしいが…ゆっくり休んでいいんだからな?」

「あ、待っ……」




美依の制止を他所に、俺はひょいと抱き上げる。

すると……
美依が『あっ…』と小さくうめき声を上げ。

次の瞬間、美依の尻から、ぼたぼたっと液体が流れ落ち、下の褥を濡らした。




「あ……」




それを見て、俺は目を見開く。
それはもちろん、先ほど散々美依の中に注いだ……

俺の白濁、それを意味していたのだから。






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