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〖イケメン戦国〗翡翠色の向日葵《豊臣秀吉短編集》

第10章 【誕生記念】滄海と花明かりの煌 / ◆&♥




「三成のお陰で、その心配は皆無だ」

「え、三成君……?」

「俺達が到着したら、温泉と宿には誰も近づけさせないでくれと手を回していたらしい。つまり、温泉も宿も貸切だ、今日は他に客取ってないって宿主も言ってたぞ」

「うそっ……!」

「ちなみに夫婦の住まいは宿とは別らしいからな、これで納得したか?」



俺が言えば、美依はぽかんと口を開けて、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔になる。
そんな美依の顔が可笑しくて、つい苦笑してしまった。
三成は自分の事には疎いのに、こういう時にはやたらと聡い。
多分、美依は三成に相談しながら宿を決めたのだろう。
三成は事情を察して、美依に内緒で宿側とやり取りをしていた…という所か。


(だから、美依を我慢させずに済む)


出来れば気持ち良く啼いてもらいたい。
その声で俺は興奮するし、心身共に高ぶるからだ。
俺は美依の首元に顔を埋め、そのなだらかな線を舌で這う。
美依はまた肌を粟立たせ……
今度こそ甘い声を響かせ始めた。



「ぁっ…んん……っ」

「そうだ、それでいい。俺にお前の可愛い声、聞かせてくれ」

「秀、吉、さっ……」

「しっかりしがみついてろ、膝に座ってるとは言え滑ったら危ないからな」



甘い匂いがする躰を、俺は再度愛撫していく。
胸の膨らみを唇で甘噛みし、片胸を持ち上げながら、湯で濡れた胸先に吸い付いた。
その可愛い尖りを舌で弄って、これでもかと言うほど嬲る。
美依は俺の肩をしっかり掴み、空を仰いで儚く嬌声を上げていく。



「ぁっあっ…そんな、したらぁ……」

「うん、ぷっくり膨れてきた…可愛い」

「そこばっかり…やぁ……っ」



(美依の『嫌』は『好い』だからな)

普段は素直なくせに、こういう時は気持ちと反対の言葉が出るのはもう解ってる。
いやいやするのは、好すぎる証拠だと。
現に躰は感じやすく、すぐに蕩けるから。
声も反応も、どこからどう見たって『嫌』とは程遠いからな?

俺は美依が膝から落ちないように腰を引き寄せると、唇で胸先を愛撫しながら、片手を脚の間にするりと滑らせた。
美依の大事な部分にも触れたい、どう反応してるか確かめたい。
そう思い、際どい部分を指で撫でる。




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