「新テニ×ダン戦」理想のペア、LBXバトルでダブルス!?
第1章 理想のペア、LBXバトルでダブルス!?
「丸井さん、これで防御もバッチリですし、攻撃も大丈夫ですね」
「ああ、ヒロくんが分かりやすくコーチングしてくれたからバッチリだろい。バンくん、ジンくん、わりぃー、バトル再開してくれぃ」
「うん!」
「ああ」
バトル再開後、ジンから攻撃を仕掛けます。イカロス・ゼロの攻撃先はやはり、
「またオレかよい。どうしてオレばっか……」
と、苦笑の丸井でした。丸井はペルセウスを今度は上手く操り、イカロス・ゼロからの攻撃をかわします。
「さっきより上手くなったな」
ジンが褒めると、
「褒めても何も出て来ないよ」
丸井はペルセウスを直進操作させ、イカロス・ゼロに向かってアタックしました。
しばらく、ペルセウスとイカロス・ゼロで攻防が続いていると、どこかから銃攻撃をされます。木手が操っていたアキレス・ディードが丸井のペルセウスを狙って撃ってきたのです。
アキレス・ディードの銃攻撃が命中したペルセウスは少しよろけます。
「何をするんだよ、木手ぇ」
表情は笑っていましたが、半分は怒っていた丸井です。
「あなたがさっさとラストのアタックファンクションを決めないからですよぉ」
「だからって味方に攻撃はないだろう、味方に攻撃は。キミ様に今回は交渉とかされたわけじゃないのにまたここで裏切るのか、木手」
「さて、それはどうでしょう」
「……………」
丸井は木手にくーってなりますが、目を閉じ、心を落ち着かせてペルセウスを操り、次にバンのオーディーンに攻撃を仕掛けました。
「来たな」
バンはオーディーンを巧みに操り、丸井の操るペルセウスの攻撃を防ぎ、距離をとります。ここでまたジンのイカロス・ゼロからの攻撃が待っていました。
「あー、もー、またかよーい」
イカロス・ゼロから何度も攻撃が迫ってくるため、丸井は度々苦笑し、ペルセウスを操り、イカロス・ゼロからの攻撃を防ぎます。
木手はここでわざとまた丸井の操るペルセウスを狙い、アキレス・ディードで銃攻撃をしました。丸井はそれをかわし、木手を無言で睨みますが、彼は丸井を見ず、アタックファンクションを発動させました。