• テキストサイズ

【鬼滅の刃】夢短編集

第2章 蝶屋敷で働く私と炭治郎様の物語〜誕生日編





それからはいろんなところに連れて行かれ、夢のような時間で、あまりお屋敷から出たことない私は、何もかも新鮮だった。



「…少し、休憩しようか」

『はい、ありがとうございます』



公園のベンチに座ると、炭治郎様が心配そうな声で話しかけられる。



「…何か浮かないような匂いがするけど、もしかして楽しくなかったか?」

『…ち、違いますっ!……炭治郎様のおたーっ⁉︎///』



あわてて話そうとしたら、唇の前に人差し指を当てられて止められる。



「…呼び方、また、戻ってるぞ?」

『…っ、ご、ごめんなさいっ…///』

「よし、それで?」

『た、炭治郎さんの、お誕生日なのに私が楽しんでしまって…私も炭治郎さんを喜ばせたいのに…』



ふと、炭治郎様は、微笑んで見つめてくる。



「俺だってちゃんと楽しんでるよ? こんなのんびりした時間は久しぶりだ、何よりリルルと一緒にこうしていられるのが、嬉しい」

『…っ//、炭治郎さんっ…///』



胸がきゅっとなって、思わず顔を逸らす。



「…あ、甘い匂いに変わった」

『…〜っ、い、言わないでくださいっ…///』

「さて、デート、の続きをしよう!」

『…っ⁉︎///はいっ…』



差し出された手を取って、私達はまた歩き出した。










何がどうしてこうなってしまったのでしょう…。



『…んぁっ、やぁ、た、んじろう、さんっ///』

「…ん、はぁっ、凄く、美味しいよ…っ」



あの後、またいろんなところを連れていってくださって、最後は不思議な建物に連れて行かれた。



『…ここは…?』

「んー? 入ってからのお楽しみだ、さぁ行こう!」



中に入ると、誰もいなくてお部屋が用意されているだけだった。



『…た、炭治郎さん、ここって…きゃっ///』



いきなり、お姫様抱っこされると、部屋の奥にある大きなお布団に下された。



「…そう、リルルから誕生日の贈り物を貰おうと思ってね」

『…贈り物って、わたし、何もっ…んぅっ///』



するといきなり口付けをされた。
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp