第3章 天和国へ
~数日後~
このD組の雰囲気にも慣れて、友達も増えてうれしかった
だけど 一つだけ机が空いているのが目に入った
先生に聞いたところ
入院していたが、退院して今日来るらしい
~数分後~
「みんなに紹介してなかった生徒を紹介する」
「門脇 将人君だ」
ちょっといかした格好したやつが入って来て
「門脇 将人っす。よろしく」
そういった瞬間、不意に視界に日ノ原が見えた時、俺は
びっくりした
あの見た目が完璧な日ノ原が持っていたシャーペンを落として、体がガクガクに震えていた
「日ノ原大丈夫かな」
近くにいた友達にいった
「大丈夫だよきっと」
そう言われて安心した。
帰りのホームルームが終わると
俺が立ち上がった瞬間、日ノ原が大きな音と立てて
クラスを出て行った
「あいつ、今日来た門脇を見てから性格が変わったような気がする」
この時はまだ俺は日ノ原の中学の事について、過去について知るよしもなかった。
あんな感じで知るまでは