第4章 ~もう一つの伝説~
その剣は天井に刺さっていた。
「なんで、こんなところに?」
邪魔なのでその剣をどかせようと触った。
その時、さびた剣がガタガタ動き始めた。
「なんだよ。なんか怖い~」
はじめは軽い感じだったが、次第に動きが激しくなった。
十分後にやっと止まって、ゆっくりした時、
「この中だ、さがせ!!」
さっきの追手だ。でもこの洞穴の奥に逃げるしかなかった。
「仕方ない。もっと奥に逃げよう」
そして岩陰に隠れた。
祐太は壁を見た。そこにはさっきの剣の説明みたいなのが
書いてあるみたいだ。
~この・・神は・・属性で・・顕われためと唱えると・・・・になる~
あまり傷ついていたのでところどころ読めないところがあった
「顕われたまえ?」
その瞬間に、衝撃波が飛んで行った。
周りの岩が粉々になっていた