「新テニ」理想のペア、2組のペアたちとドリンクジ対決!!
第1章 理想のペア、2組のペアたちとドリンクジ対決!!
黄金ペアはどの色のコーンを狙うかを決め、青のコーンに2人はサーブを打ちます。
4連続目のサーブまでは順調でしたが、ラストのサーブで黄金ペアは失敗し、ボールは青のコーンの上を越えていき、地面に転がり落ちました。
「ごめんな、英二……」
「いやいや、大石のせいじゃないから。オレもごめん」
「さあ、お好きなカップを手にどうぞ」
乾が再び黄金ペアの背後に現れたため、大石と菊丸は飛び上がります。
「い~ぬ~いぃ~」
「それ、びっくりするからやめてくれよ」
「驚いたか」
乾のその一言に呆れ、何も言えなくなってしまった黄金ペアはカップを慎重に選びながら決めました。
果たして、ドリンクジの結果はハズレのドリンクの乾汁だったようです。大石と菊丸は急に苦しみ、もがき始め、エチケットタイムになり、水道のあるところへスーパーダッシュしてしまいます。
「大石、菊丸……」
丸井が黄金ペアのことが心配になり、あとを追い掛けて行きました。そのときにはもう黄金ペアはエチケットタイムがもう済んでいたようです。
「丸井か……」
水を飲んだあともまだ顔色悪くしていた大石です。