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GalaxyAngels

第7章 アルの憂鬱


「ロブ、俺は現場に行く!
ここはお前に任せるぞ」
「いや、自分が現場に…」
「副艦長のお手並み、見せてもらうぜ
それにこんな面白そうな現場見逃せるか!」
「…先輩…そんなんありっすか?」
「艦長命令だ!」
そう言い残すとスコットはブリッジを飛び出した。残ったクルーは呆気に取られていた。

「…まったく先輩は…」
ロブは仕方なく艦長席に座り、指示を出した。
「メル、目標との交信は?」
「依然として反応ありません」
「そのまま続けてや
リン、周囲の船舶に警告しといて…
シェリー、警戒怠らんといて…
アル、艦を消火弾射程内に付けてや」
そこに先行しているグレンからの通信が入る。
『目標は戦闘艦の様です
左エンジンと思われる箇所が大破しています
他にも損傷多数、消火作業に入ります!』
『グレン待てっ!
交信出来ん相手に迂闊に手を出すんやない!』
ロブはグレンを止めた。
『しかし副隊長!早くしないと被害が!』
『相手は戦闘艦や
攻撃してきたらどないする!
すぐにスコット隊長が合流する
もうちょい待ち!』
直後にスコットから通信が入る。
『こちらスコット
目標ブリッジに人影なし…
各員、消火作業にかかれ!』
『ラジャー!』
スコットの号令で消火作業が開始された。
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