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GalaxyAngels

第7章 アルの憂鬱


「ほら行くわよ!」
メルがテーブルに突っ伏しているロブとアルの背中を叩いた。
「うっ…はい…」
「緊急出動よ!しゃんとしなさい!」
メルの激が飛ぶ。
「胃薬持ってきます!」
レイラが医務室に走った。
「私達は先に行きます!」
シェリーとリンはブリッジに急いだ。


ブリッジではスコットが各部署に指示を出している。
「ロブとアルとメルはどうした?」
戻ってきたシェリーとリンに確認する。
「今、ブリッジに向かってます!
私達が発進準備します!」
シェリーが操舵席に座り発進準備を始めた。リンは通信機のチェックと緊急用回線を開いた。

「「…遅くなりました!」」
三人が着た時には準備が終わっていた。
「持ち場に付け!すぐに出るぞ!
アル!すぐにショートワープだ!」
スコットの指示が飛ぶ。艦は火星に向けて緊急発進した。
『各員!火災以外の状況は分かっていない
柔軟に対応出来る準備をしておけ!』
スコットは艦内に指示を飛ばした。

火星宙域には一瞬で到着する。
「艦長、目標捕捉
艦後方距離八千!」
シェリーの報告に艦が回頭を始める。と同時に小型艇が発艦した。
『グレン、消火艇で先行します!』
『カメラを起動しておけ!
所属不明艦だ、気を付けろ』
『ラジャー』
スコットはグレンとの交信を終えるとロブに指示した。
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