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GalaxyAngels

第7章 アルの憂鬱


「そない堅い事言うてるとモテないでぇ」
「あなたは何でそんなに不真面目なんですか!?
我々は銀河連邦所属のレスキュー隊ですよ!
自分はあなたの様な人が副艦長だとは認めません!」
アルは不満を爆発させた。そのやり取りを見ていたスコットがそこで二人を止めた。
「二人共、そこまでだ!
ロブもアルもトイレ掃除だ
少しは頭を冷やしてこい!」
二人は渋々トイレに向かった。

始めはムスッとしてトイレ掃除をしていアルだが、次第に独り言をぶつぶつ言い出した。隣にいるロブと口論になりかけた時、船医のカークがトイレに入ってきた。
「何だ?…ロブとアルか…お前ら何やらかしたんだ?
どうせまた『真面目だ』『不真面目だ』で言い争ったんだろ?」
ロブもアルも図星のため、何も言い返せなかった。
「下らねぇな
自分の流儀を人に押し付けてどうする?
お前らはお互いの嫌な所しか見てないんだよ」
ロブとアルは顔を見合わせた。
「しかし、艦長も何かと言うとトイレ掃除だな…
まぁトイレが常に綺麗なのは衛生上良い事だ」
カークは大きな独り言を言って笑いながら出ていった。
(アルの良い所?)(副艦長の良い所?)
カークが出ていってから、二人共喋ることなくトイレ掃除を終わらせた。
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