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GalaxyAngels

第6章 辺境の記憶


ロブの名はロビンソン・藤原、名前で分かる様に日本人の血が流れている。五代前の祖先は純血の日本人だった。いまだに藤原姓を名乗っているのは『藤原家を途絶えさせるな』と代々続く遺言だと言う。

「食べた事はないけど、話しには聞いた事あるっすよ
サツマイモって芋を熱した石で焼いた食べ物で、お菓子代わりみたいな物っす」
そこにエリーが付け加える
「焼キ芋ハ、食物繊維モ多ク整腸作用モアリ女性ニ好マレテイタ様デス
タダシ副産物ニハ注意シテ下サイ」
「副産物?なんだそれは?」
スコットとクルー達は首を捻った。
「腸ニ溜マッタガスガ排出サレマス」
「あぁ~そういう事か…」
みんな納得して苦笑いをしていた。

直後、レーダーを監視していたシェリーが叫んだ。
「艦長!見付けました!中型船です!
救難信号は出てませんが移動もしてません」
「…目標と交信出来ません!」
すぐにメルが続いた。
「…どうなってる?
メルは交信続けろ
リン、司令部にどこの船か確認を取れ
アル、艦を近づけろ」
ブリッジに緊張感が一気に走った。

『グレン、戻らんでいい!
至急、目標に向かえ!』
ロブがグレンに指示を出した。
『座標確認、目標に急行します!』
グレンは艦に戻る途中から急遽方向転換しスピードを上げた。
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