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GalaxyAngels

第4章 漂流船


「ところで、さっき言ってた『シェンドルス・ガーラの伝説』って何なんだ?」
スコットがロブに問い掛けた。他のクルーも興味があるようだ。
「連邦の研修中に他の星系の航海士に聞いた話しっす
なんでも大昔、航海に出る度トラブル続きやった船が、ある日を境にトラブルが全く無くなったと…
その船長に聞いてみると、突然ワープホールから神の使いが現れ、それ以来トラブル知らずやって話しっす
その後も、よう似た話しがあって、連邦内では伝説になったらしいっす
まぁ神の使いってのは、さっきみたいな異次元の生物だったんやろなと…」
「そんな話しは俺の時は無かったな」
スコットは首を横に振った。
「そら、隊長クラスの研修じゃ話題にしないでしょ
単なる船乗りの与太話しっすから…」
ロブの言葉にみんな頷いた。
「まあ、さっきのがその伝説の生物だとしたら、俺達はラッキーだったと言うことか…」
「ミャ~」
スコットの言葉にローズがタイミング良く鳴いた。
「よし、帰るぞ!
アル、ワープで一気に行け!」
「ラジャー、L.W.C起動します!」
スコットの号令にアルが応えた。艦は地球に向けて発進した。


司令部には救助信号を出していた漂流船の件と共に、ワープホールから出てきた未確認生物との遭遇の件も報告した。それは司令部から連邦に報告され、GalaxyAngelsは『シェンドルス・ガーラの加護を承けた』と一目置かれる存在になった。
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