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GalaxyAngels

第4章 漂流船


ブリッジクルーがまだ茫然としていると、各ブロックのリーダー達がなだれ込んできた。
「艦長!どうなってんだ!」
真っ先にケンが怒鳴った。
「警報が鳴ってから何の指示もないっておかしいだろ?」
カークも疑問を投げ掛けた。
「あぁ、すまん…
ちょっと気が動転していた」
「隊長が動転って…」
アインは信じられないと言う顔をした。

「エリー、さっきの映像出してくれ
それと艦内放送に切り替えてくれ」
スコットはメインモニターにさっきの正体不明な生物との遭遇を映し出させた。
『スコットだ
各員、手を止めモニターを見てくれ
今さっきの警報の原因だ』
正体不明な生き物の映像が終わるとスコットが続ける。
『今回の不可解な漂流船の事にしても、この正体不明な生き物にしても、宇宙には我々の理解を超えた事が起こると言うのを目の当たりにした
各員、臨機応変に対処出来るように、今までの常識に捕われない柔軟な発想を心掛けてくれ
今回は救出等は無かったが、良い経験が出来たと思う、以上だ』
スコットの説明にリーダー達も納得して持ち場に戻った。

スコットはすぐに指示を出す。
「メル、漂流船の処理は連邦だ
司令部に詳細を連絡しといてくれ
ロブ、漂流船を切り離し帰還するぞ」
「「ラジャー」」
二人の返事にスコットは目を細め、膝の上のローズを撫でた。
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