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GalaxyAngels

第4章 漂流船


ローズの一件の後、続けて救助依頼はあったが、船の故障や燃料切ればかりであった。

今、向かっている現場も燃料切れの観光船の様だ。
「先輩、銀河連邦って平和なんすね」
ロブがスコットの横でぼやいた。スコットは膝の上のローズを撫でながら答えた。
「新参者の俺達は44番目だ
…って事は、この広大な銀河系にレスキュー隊は44隊しかない事になる
文明のある星なら独自のレスキュー隊があるだろう
銀河連邦のレスキュー隊は文明の無い辺鄙な宙域専門って事だな
だから、観光船や運搬船の依頼が多いんだろう
まぁ太陽系でも銀河系でも平和な方が良い、なっローズ…」
「ミャー」
ローズはまるでスコットに答えるように鳴いた。それを見てロブがスコットに尋ねた。
「先輩、ローズって俺達の言葉を理解出来るんすかね?
いっつも良いタイミングで鳴きますやん…」
「うーん…、俺もそれは気になってたんだ…
エリー、ローズの資料を出せるか?」
スコットはエリーを呼び出した。
「バランディニ関スル資料デスネ」
エリーはブリッジのメインスクリーンに資料を映し出し、説明を始めた。
「原産ハ、ゾフィ星系デス
銀河連邦デハ約五千万年前カラペットトシテ飼育サレテマス」
「五千万年って…
さすが銀河連邦っすね」
ロブだけじゃなく、ブリッジにいた全員が唖然とした。
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