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GalaxyAngels

第3章 未知の宇宙


「よし、反対意見は無いようだな」
スコットの言葉にロブが突っ込んだ。
「えっ?先輩、今のは反対意見じゃないんすか?」
「今の意見はコイツがいる前提での意見だ、反対意見とは言えない
それともお前は反対なのか?」
スコットはわざとロブに答えを求めた。ロブは慌てて首を横に振る。
「いや、自分はもちろん賛成っす!」
「他に意見がなければ、コイツをこの艦のマスコットとする
名前は救助した薔薇星雲に因んで『ローズ』にしようと思う」
全クルーの承認を得てローズは艦のマスコットとして飼われる事になった。
「ミャー」
ローズは答える様に鳴いた。

解散後、スコットはローズを連れて司令部に向かった。
「これが救助した猫ね!」
スミス司令も猫好きな様だ。すぐに駆け寄って抱き上げた。
「バランディと言う種類らしい…
マスコットとして艦内で飼う許可を申請したいのだが…」
「もちろん許可します!」
即答だった。
しかも、いつの間にか司令部の職員も集まっていてローズは大人気だ。
(外宇宙生物で珍しいとは言え、何の警戒もされず誰にでも好かれる不思議な奴だな
艦に戻ったらエリーに聞いてみるか…)
スコットはローズに特殊な力があるのかもと思った。

司令部への報告も終わり、銀河連邦からの初任務を無事完了した。この一件でGalaxyAngelsは『捨て猫だって命懸けで救助する』と銀河連邦内で評判になったらしい。
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