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GalaxyAngels

第2章 初出動!


「エリー、記録はちゃんと録ってるか?」
救助記録は映像、音声共に司令部に提出する決まりとなっている。その作業は艦のA.I.『エリザベス』が担当している。
「モチロン、最初カラ記録シテイマス
デスガ艦長、ヨロシイノデスカ?」
「ん?何がだ?」
エリーの質問にスコットは首を傾げた。
「コレハ艦長ノインカムニノミ繋イデイマス
私ノ情報デハ、コノ救助ハ地球圏ノレスキュー隊ガ受ケタハズデス」
「まぁあれだ、スミス司令に頼んでこっちに回してもらったんだ」
スコットは他のクルーに聞こえないくらいの小声で答えた。
「何故ソンナ事ヲ?」
「やっぱり本番での動きを見ないと、人は履歴だけじゃ分からないからな」
「クルーヲ信用サレテナイノデスカ?」
「それは違うな
人には得て不得手がある、作業速度も人それぞれだ
それにチームとなれば相性も出てくる
優秀な人材でも寄せ集め的な集団はチームとは言えない
訓練ではなく、本番の救助でチームとしての活動が出来るか?見ておきたかったんだよ」
「艦長ノ思イニ感激デス!」
「おいおい…本当にA.I.なのか?」
スコットが苦笑いしていると、ロブがブリッジに戻ってきた。
「先輩!こんな時に何にやけてるんすか!?」
「すまん…
みんな良く動いているからついな…」
スコットはエリーとの会話には触れなかった。
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