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GalaxyAngels

第1章 結成!GalaxyAngels


「お前は看護士達と一緒に奥を片付けていろ」
カークはばつが悪そうな表情で整理の手を止めた。白衣を正しスコット達に向き直った。
「船医のカークだ
さっきは失礼した」
「別に良いさ、俺も礼儀正しい方じゃないんでね
しかし、よく出来た娘さんだな」
スコットの言葉にカークは頭を掻いた。
「艦長、子供はいるのか?」
「子供どころか嫁さんもまだだ」
今度はスコットが頭を掻いた。
「娘に手出すなよ」
「さぁ、どうするかな?」
二人の口元が緩んで、どちらからともなくガッチリと握手を交わした。
「で、ここの設備はどうなんだ?」
スコットの疑問にロブが横から口を出した。
「ここは大病院並の設備がコンパクトに収まってます
しかもエリーが手伝ってくれるんでスタッフも少なくて良いんす
さっすが銀河連邦仕様っすね」
「手術を始め、考えられる治療は全て出来る
病床数もそれなりにある
移動病院と言っても良いだろう」
ロブの後にカークが付け加える。スコットは納得するように頷いた。
「後はカークの腕次第って事か?」
スコットが笑いながら言うと、ロブが口走った。
「腕は良いけど治療はかなり荒っぽいっす」
そう言ったロブをカークが睨みつければ、ロブは苦笑いでスコットの後ろに隠れた。
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