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俺の異世界奮闘記

第5章 初冒険!


調理方法も、煮る、焼く、炒める、揚げる…とシンプルだ。
元の世界の様な複雑な料理はない。
パンはあるが、ご飯がないのが寂しい限りだ。
穀物はあるが、米っぽいのがないんだよな。
「そういえば、麺ってあるのか?」
ローズの料理に麺料理は無かった。
「メン?…何それ?」
俺の独り言にティアナが反応した。
「へ?…ここって麺ないの?
小麦粉…いや穀物の粉…、そうだな、パンの材料の粉を練り上げて細く延ばした食べ物だよ」
「そんな食べ物は見たことないわ…
猫左衛門の世界の食べ物って変わってるわね」
(あぁ~って事は、ラーメンも無いんだ…)
俺はがっくりとした。

「どうだい?マヨネーズは出来たかい?」
そこにローズが仕入れから帰ってきた。
「あっ、ローズちょっと良い!?
パンを作る時の穀物の粉ってない?」
「そんなもんどうすんだい?」
やっぱり粉を使った料理はないんだ。
「料理が変わるんすよ!」
俺は胸を張った。

ガンッ!

「いってぇな!
…なんでだよ!?」
「ふん…、これくらい躱せなくてどうするんだ?
粉は用意しといてやるから、さっさと訓練してきな」
だからってフライパンで叩く事はないよな…。
「よし!行くぞ!
訓練だ!」
ディアスは急に生き生きと笑顔で俺とティアナの尻を叩いた。
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