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俺の異世界奮闘記

第5章 初冒険!


朝から仕入れも行かず、ローズに呼び出されたティアナとディアスと三人でマヨネーズ作り…。

「おい、なんで俺までっ!?
今日は俺と訓練すると言っただろ」
ディアスが憤慨する。
「…ローズに逆らえるの?」
ティアナがボソッと呟く。
「うっ…」
ディアスは言葉に詰まった。
つまり、騎士であってもローズには逆らえないって事だ。
どんだけスゲェんだ、あのババァは…。

「…ローズって何者なんだ?」
俺は疑問をそのまま口にした。
「…知らない方が身のためよ」
「うむ、国王でさえ逆らえんからな…」
とんでもない答えが返ってきた。
「なんだそりゃ!
…まぁ、そこまで言うなら、これ以上聞かないけど…」
今更ながらスゲェババァに世話になってんだな。

「マヨネーズって猫左衛門の世界のソースよね
他にどんなのがあるの?」
ティアナが掻き混ぜながらも、興味津々な様だ。
「どんなと言われても…
醤油や味噌なんてあるけど、材料もないし作り方もちょっとね…」
苦笑いで誤魔化した。
大豆に似た豆はある様だけど、作り方がいまいち分からない。

この世界の調味料は、塩と砂糖といくつかの香辛料くらいで、ソースは肉や野菜を煮詰めたデミグラス(っぽいやつ)を作っている。
料理の味付けはシンプルこの上ない。
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