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俺の異世界奮闘記

第2章 困惑の異世界生活!?


「あなたの世界には冒険者っていないの?」
「まぁ、…もう冒険する場所もないしね」
(コンクリートジャングルと言っても分からないよな…)
俺は苦笑いで誤魔化した。

「この国では数多くの冒険者を雇ってるのよ
私も登録してるし、この店にいる客はほとんど冒険者ね」
「国が冒険者を?
…ってティアナも?」
俺はちょっと驚いた。
「わ、私は猟師だから、ほら…
まあ、冒険者って情報収集も出来るし、戦力にもなるし、国としては重宝なのよね」
「なるほどねぇ」
納得の説明だ。

「冒険者にはランクがあって、ランクが上がれば、いろいろな特典もあるの…
もしかしたらランボール帝国に入れるかも知れないわ…」
何か凄くおいしい話しに聞こえる。
「でも…冒険者って危険な仕事もするんだろ?
俺はフリーターだから何も出来ないぜ」
「…フリーター?って何?
…でも、剣を持ってるから剣士なんでしょ?
随分と細い剣だけど…」
ティアナは俺の刀を指差した。
「これはねぇ…、俺の国には大昔、侍って戦士がいて、その人達が使ってた“刀”って言う武器なんだ
この服も侍の衣装なんだけど、俺は刀なんか使った事もないから…」
俺はポリポリと頭を掻いた。

「だったら剣術を習ったら?」
ティアナは手をポンと叩いた。
「…習うって誰に?」
「そうねぇ…明日紹介してあげる」
ティアナは意味ありげにニヤッと笑った。
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