• テキストサイズ

君という魔法【ハイキュー‼︎】

第6章 恋の方程式





『…あの夜はごめんね。ちょっと取り乱しちゃって…でも、赤葦のせいじゃないんだよ、本当に!だから、気にしないで!ごめんね』


なんとか笑顔を作って、嘘をついた。
これ以上優しい彼を、困らせて悩ませるわけにはいかない。


「……じゃあ、俺にできることがあれば、言って。できることなら、力になるから」

『…うん!ありがとう…。あ、ほらパンケーキ食べよ!』


ああ、ごめんと慌ててスプーンとフォークを手渡してくれる赤葦に、思わず笑みが零れる。


たとえ、この人に、好きな人がいても。
まだ、あなたを好きでいても――いいだろうか。


そんなことを、思いながら。


/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp