第8章 傍に居て、抱き寄せて【R18】《宇髄》
汗にしっとりと濡れた膝裏に手を添えられて、彼は熱い塊を蜜壷の奥底に打ち付けた。
「んぁあぁ…っ」
ゴリゴリと行き止まりに先端が当たり、まるで子宮を揺すられているような感覚に悶える。
「ん、あ、ぁ…気持ちい、ひ…っ」
じんわりと全体に行き渡る様な、そんな快感にまたしても熱が溜まって行く。
「やぁ、あ…宇髄さ、ぁ…!」
ずるりと蜜口を抜けた熱い塊を最奥まで突き刺されて身体がビクビクと痙攣する。
この快感から逃げたいのに、膝裏に体重を掛けてのし掛かってくる彼のせいで逃げることは叶わない。
彼の肩に脚を掛けて身体を密着させるこの体制は、より一層深い場所まで彼の熱いものだ届くのだ。
「んんん!…あ、ぅっ」
私に覆い被さっている彼は、私の耳元に額を擦り寄せた。私か彼のかも分からない汗がじっとりと肌を濡らして、不規則な彼の荒い呼吸が耳元に吹き掛けられて私の身体がぞくりと震える。
熱い塊が出入りを繰り返す度に、溢れた蜜で卑猥な水音が響く。
「はぁ…っ、みさっ」
私の唇にかぶりついた彼は、荒々しく乱暴に口内を貪るのだ。それは快感を貪る行為で、まるで食べられているような錯覚。
「ふあ、ふ…んん、んっ」
「は、みさ…好きって言って」
「ふあ、ぁ」
それは彼のお願いだった。けれども腰の動きを休める訳でもないし、口付けを止める訳でもない。快感の波に飲まれながら、呂律の回らない舌を動かす。
「んちゅ、…ふぁ、宇髄さ、すき、ぃっ」
言葉をやっとの事で発したと思ったら舌を絡め取られて吸われる。
「俺も、好きだ…みさ」
「っふ、ぁ、~~~っっっっ」
その言葉にまるで麻薬のように脳内がじんわりと痺れて身体にもそれが行き渡る。
幸福感に満たされて、目からは涙が溢れる。
それと同時にきゅうきゅうと蜜壁が収縮を繰り返して、彼の熱い塊を締め付けた。
「く、やべぇ」
うわごとを呟いた彼が、より一層腰を強く打ち付けてストロークを長くしていく。
声にならない声を上げて、彼の下で悶えて
眉間に皺を寄せた彼がぶるりと身震いをして、それでー…