第8章 傍に居て、抱き寄せて【R18】《宇髄》
ぐちゅぐちゅと卑猥な音が止めどなく響いて脳味噌は溶けてしまいそうなのに。
じゅる、と口に含んだそれを吸った彼は、ぷっくりと膨れたそれに歯を押し当てる。
「ひあぁ、だ、駄目っ!」
中の刺激だけでもう限界なのに、彼はその肉芽を歯と歯で挟んで、優しく甘噛みをした。
「宇髄さっ!~~~~っっっ!!」
目の前に星が散る快感に、声にならない叫びを上げて達してしまった。
深い絶頂の末にやっと身体の緊張が解かれた。
ゆるゆると身体の力が抜けて、浅く息を吐く。
身体を起こした彼が衣服を脱ぎ捨てて、ベットの横のサイドテーブルに手を伸ばす。
引き出しの中からパッケージを取り出した彼の様子を朦朧としながら眺める。
こちらに身を寄せた彼は、脚の間に入って私に覆い被さり肌を密着させた。
お腹の上に彼の硬く反り立つものが当たる。
彼の興奮が伺えるそれは、薄い膜越しでも十分に分かる程に熱い。
彼は私の瞳から溢れ出た涙をちゅ、と口で吸い込み
目元や額に触れるだけの口付けを落としてお互いの鼻の先を刷り合わせる。
まるで幼い子をあやす時みたいに目を細めて微笑んでくる彼に胸がきゅう、と痛くなるのだ。
吐息が掛かる距離で見つめ合ったまま、彼が腰を引く。
それと同時に腹部に押し付けられていた熱い塊が臍の下へと下がって、下生えを越えて潤う場所へとたどり着く。
ぬるり、とその場所を確かめるように動く熱い塊が蜜口に添えられる。
「…は、」
見つめ合った視線の先で、彼の瞳がぎらりと欲を宿して怪しく光った。
「っ!、あぁ…ぁ、」
蜜口に熱い塊が押し入る。
指とは比べ物にならない、蜜壁をすり上げながら侵入してくる彼の熱い塊に全身が悦びにぶるりと震えた。
思わず合わせていた視線を外したくなって顔を背けるが、顎を捕まれて視線を戻される。
「あう…っ」
「駄目、ちゃんと俺の目ぇ見てろ」
「…や、ぁっ」
「はー…、めちゃくちゃとろとろで吸い付いてくる」
彼が下生え同士を擦り合わせるように腰を動かして、恍惚の表情で呟く。
「んん…ふ、ぁ」
蜜壁の中を確かめるように、彼はゆっくりと、何度も、出しては入れてを繰り返す。
ゆっくりと動いているだけなのに、私の身体は緩い刺激さえも快感として貪ってしまう。
「はは、みさのここ、きゅうきゅう締め付けてくるな…」