第8章 傍に居て、抱き寄せて【R18】《宇髄》
手が、服越しに膨らみに優しく触れる。
下着を着けていない為に彼の手がその膨らみを卑猥な形に歪ませる。
優しく、時には強く扱われて、膨らみの先端の傍を指が掠めて、思わず吐息を漏らす。
それに気を良くした彼が耳に吐息を掛けて、舌を這わせる。
耳の曲線の全てを丹念に舐めて唾液をまぶされる度に、ぴちゃぴちゃと言う音が脳に響いてビクビクと身体を震わせてしまう。
彼が再び熱く、深い息を耳に吹き掛ける。
濡れた耳の中に注がれた吐息に、ぶるりと身体を震わせた。
「…ひっ、ぅ…」
思わず声を上げてしまえば、そのままなし崩しに絆そうと彼が私の上に覆い被さってくるのだ。
上唇を口に含まれてちゅ、と放され
下唇も同様にされる。
唇の際に何度も触れるだけの口付けを落とされて、焦らさる。
焦らされているのは分かるが、堪らずに舌を差し出せば彼の口角が上がった。
「ふ、ぅ…んぁっ」
舌を吸われて彼の口内へ招かれて、舌で歯列をなぞって舌を絡める。
それが気持ち良くて夢中で貪ると、息の荒くなる彼に、彼も興奮しているのだと思うとお腹の奥底が熱を帯びたのがわかった。
彼は唇を離して下へ下がると、私のスエットの上に手を掛け、お腹側から手を入れてスエットを捲る。
その下は何も着ていない私は二つの膨らみを彼の前に晒す事になる。
いたたまれずに身動ぎをすればふるり、と揺れる膨らみを彼は両手で捕まえた。
彼の指がその膨らみに沈み込んで形を変える。
その弾力を堪能するような指の動きと、私を探るその眼差しにどんどん毒されて行く様だ。
「ん…っぁ!」
遂に熱い舌が膨らみに触れる。
膨らみの付け根から先端の方へ、そして先端の周りを円を描いてまた付け根の方へ
左右とも丹念に舐め回されて、けれども先端には触れてくれない。
じりじりと高められるのに、決して核心には触れてくれない。
「…っ」
膨らみの付け根を指で包まれて、天井を向かせられた二つの膨らみの頂点は芯を持って熱くなるのに
「…っ宇、髄さ…っ」
痺れを切らして、下半身が熱くて堪らなくて身を捩れば、彼の指でに拘束されたままの膨らみが切なく震える。