第7章 依存共存【R18】《不死川実弥》
「実弥さん…大好きです」
これから先も不安になることはあれど、この言葉だけで大丈夫だ。
彼も私を大切に思ってくれていると感じることができたから。
みさは自ら唇を合わせる。
不死川がそれに答えるように歯列を割って舌を絡めた。
「ん、ぁ…実弥さ…」
ちゅ、ちゅう、と音が鳴る程に舌を吸われてうっとりと身体を預ける。
「ふぁ…!?」
未だ抜かずにいた、彼のものが再び固くなったことに気付いてみさは不死川を見た。
彼は再び、熱を灯した瞳でみさを見つめていた。
「っ!不死川さん…」
「悪ィな、そんな可愛い事言われたらこうなるのは仕方ねェ…」
「う、そ…」
「それに、俺の子が欲しいんだろ?」
「だけど、無理です…もう私、膝がガクガクして、動けない…」
これ以上奉仕をするのは無理だと判断したのだが
「大丈夫だ。お前は只俺の上に乗っていればいい。
元々、されるのは性に合わねェんだ…上で乱れてるお前を見るのは乙だったが、自分で攻めまくってよがってるお前を見るほうがクるんでなァ」
くつくつと不死川に笑われて
みさは一変した雰囲気に危機さえ感じる。
「…あ、でっでも!実弥さん右手は痛いんですよね!?」
「…これ、本当はもう痛くねェよ」
吊るしていた布を外して、ぐーぱーをして見せる不死川に、柱ってやっぱり回復も早いのねと感心しかけたが、今度こそ本当に危機感を覚える。
「っ…!嘘付いてたんですねっ私は心配して手当てに来ていたのに」
上半身を起こして、逃げようとするみさの腰をがっちりと両手で掴まれる。
ついでに抜けかけていたそれまで奥に押し込まれて、身体が矢なりにしなる。
「ひぅ…っ!」
「嘘付いてたのは謝るが…俺だってみさが怒ってるからどうすれば仲直りできるか考えてこうなっちまったんだよ…
不安なのは、自分だけじゃねェの」
「あっ!…ふぁぁっ」
言いながら下から突き上げられて堪らず身を捩る。
「…分かったかァ?」
「あ、ぅ…は、い」
ビクビクと反応してしまう身体でなんとか返事をすると、不死川は満足気に微笑む。
「は、ぁ、でも不死川さん…この体制嫌です…」