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鬼滅の刃◆短編【R18】

第5章 この手を掴んだら、最後【R18】《不死川実弥》




浴衣の重ね目から入り込んだ指が
そこの形を確かめる様にゆっくりとなぞり上げる感覚にゾクリとして腰が浮く。

「…んぅ、ぁっ」

無意識に膨らみを彼の口元に押し付ければ
膨らみの先端に歯が立てられて、更に腰を浮かせる。

「ひっ…や、ぁ」

「歯立てられンのも、気持ち良いんだな…」

「ん…ちがっ、ひ、あぅ…」

「…は、ここに歯ぁ立てられる度に、ひくひくさせて、何が違うんだよ…」

低い声が吐息と共に膨らみの先端を触れて

「…ふ、あ」

甘い痺れが回る様な感覚にぶるりと身体を震わせて、思わず銀色の髪をくしゃりと掴めば、薄紫の瞳がこちらを見る。

「不、死川さ…」

そこの形を確かめる様に上下するだけだった指が、花弁を押し広げて入口をなぞる。

「…ちゃんと濡れた、な」

彼がらしくもなく甘やかす様にふにゃり、と優しく笑うものだから心臓がドクリと音を立てた。

潤いを絡め取ってぬるりと動いた指が、花弁の別れ目の肉芽を優しく指の腹で触れる。

「んん…あ…」

何度も何度も繰り返されるそれに、翻弄されるように熱が身体に籠るのを感じて身を捩って逃れようとすれば、唇が重ねられて彼の吐息を近くに感じる。

「こら、逃げンなよ…ちゃんとしないと、お前が辛いんだ…」

「やぁ…っ」

「は、ぁ…こんな狭そうな処に、入る気がしねェよな…」

入口を縁取る様に彼の中指が触れた。

「あっ…な、に…?」

欲望に揺らめく薄紫色の瞳に、身体の芯がひくん、と震えたのが分かった。

やわやわと入口を触れていた彼の指が、ず…と押しは入ってくる感覚に身体が強張る。

「っ!!…んぁぁっ」

上唇をちゅ、と吸われて中に熱い舌が入り込んでくる。
彼の舌が上顎をつう、となぞるゾクリと身体を震わせた。

「ぁ…ふ、あ!」

親指の腹が肉芽を優しくなぞって、彼の太い指をきゅ、と締め付けたのが分かって、厭らしさに自分でいたたまれなくなる。

「ほんと、狭いな…痛くはねェよな?」

「ん…」

こくりと頷くと噛みつく様に唇付けをされて、自分のものと彼の唾液が混ざり合って、口内でちゅくちゅくと卑猥な音を鳴らした。

奥まで差し込まれた指がゆっくりとお腹側の壁を擦りながら指を引いて行き、やや浅いところまでたどり着いた指がその部分を擦った瞬間
私の身体は今までになくビクリと背中を仰け反らせた。


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