第3章 熱【R18】《伊之助》

「お前、発情してんの？」

「っ！！」

寄りかかっていた木に
みさの頭の上に腕を当て詰め寄られる。

いつの間に被り物を取ったのか
エメラルドグリーンの瞳がみさを見つめていた。

「…な、何言って」

声がうわずってしまった。

「俺は今訓練してるんだ。
仕方ねえから今はお前だけイかせてやる。」

「え！？ちょっと待って」

理解できないまま口付けられる。
ぬるりと舌が入り込むとみさの身体はビクリと強張った。
カランと音がしてヤカンが指を滑り落ちた。

伊之助の舌を口内を撫で回し角度を変えて深く口付けされると
逃げ回っていたみさの舌を捕える。
舌を吸われて微かな痛みと共に甘い疼きが沸き上がる。

「…っ、ぁあ…」

我慢出来ずに吐息と共に声を漏らすと
より一層激しく舌が口内を這い回る。
二人の唾液が混ざり合い
くちゅくちゅという水音がみさ頭蓋骨に響くと
みさは身体がを震わせた。

「あっ…ふ…ぅ…っ」

伊之助の指がスカートをたくしあげ
下着に手が伸ばされる

「だ、駄目ぇ…！」

伊之助の腕を掴むが、そもそも力で敵うはずも無く。

「っ！あぁん、…っ」

布越しに指が触れればそこ既に湿っている。
みさは恥ずかしさで堪らなくなる。

「…っ…ん…」

伊之助の中指が布越しに割れ目を優しく撫で上げるとゾクリと身を震わせた。
固くなった突起の周りを爪でくるくるとなぞられると、蜜が溢れて来るのが分かった。

「…っ」

唇を放されると二人の唇を銀色に光る糸が繋いで、程なくみさの顎に垂れた。
伊之助は親指でみさの唇をなぞる。

布越しの蜜壺に指を押し込むとみさの身体がビクビクと跳ねた。

「あぁあっ…やぁっ」

そのまま中をかき回すと下着に収まり切らなくなった愛液が太股に滴る。

みさの空いたままの口に伊之助は人差し指と中指を差し込んだ。
高揚して虚ろな表情のみさは
伊之助のゴツゴツした太い指に、舌を絡ませた。

「っ…んぅ、ぁっ…」

快楽に耐えながら硬いソレを舐めるようにみさは伊之助の指を舐め回した。

その姿に、伊之助はゴクリと喉を鳴らした。




ミーン…ミーン…



熱が

肌を通して伝染する