第8章 愛情にも種類がある
「な、何アルカ!これ」
1時間後、テーブルに並べられた料理を見て新八君と神楽ちゃんは目を見開いた
「銀さんこれ…凄いじゃないですか!!」
「銀さんだってやるときゃやるんだよ」
「銀ちゃん、さてはこれクック○ッド見たアルナ!私は騙されないネ」
「クック◯ッドなんて見てませんー、結衣が作った愛妻料理ですー」
「誰の妻だコラ!…つかやっぱり自分で作ってねーのかよ」
そう言って呆れたように銀さんを見る新八くん
「結衣お前、料理作れたアルか?」
『ううん、これはちょっと前に女中さんに教わった料理なんだ。見様見真似でやったから味は保証出来ないけど』
「むぐ…めっさ美味いアル!!」
「…本当だ!美味しいですよ結衣さん」
『良かった!』
美味しいと言って食べてくれる新八くんと神楽ちゃんを見て自然と笑みが溢れた
「へェ、結衣お前やれば出来んじゃねーか。 俺今までお前は剣しか頭にない料理家事洗濯一切出来ない子だと思ってたわ、なんかごめんね」
『いやどんだけ出来ない奴だと思われてたの私!!』
「じゃあもし結衣が銀ちゃんの嫁に来たら毎日こんな料理が食べれるアルカ?」
「いやーさすがに毎日は…第一銀さんが結婚とか…想像出来ない」
うーん…と必死に銀さんの結婚生活を頭の中で想像する新八くんに銀さんが言った
「何言ってんのぱっつぁん、銀さんこう見えても一途なんだよ?惚れた女や子供養っていくくらい甲斐性はあるっつーの」
「じゃあ銀ちゃんは結衣と結婚するアルカ?」
「『え。』」