第6章 廃病院での奇妙な体験【来栖 翔】ホラー
貴「あたしは竹刀あるからいいとして翔は「ちょっと待てっ!
なんで幽霊が襲ってくること前提なんだっ!?」………それはね」
ペタ……ペタ……ペタ……
?1『フフ……アノコタチハドコ……?』
タッタッタッタッタッタッ
?2『キャハハハッ!ドコニイルノッ?』
?3『デテキテイッショニアソボウヨ!!』
?2&3『ハヤクデテキテアソボウヨッ!!』
貴「ずっと、幽霊があたし達のこと探してるんだもん」
翔「(|| ゜Д゜)」
貴「結構声小さいからね~。
逆に翔の声大きいから聞こえてなかったんだね」
翔「マジか……あとお札4枚しかないんだろ?
4枚じゃ全員倒せないだろ……」
貴「そこはご心配なく。翔の武器は……これでいっか」ヒョイッ
落ちていたパイプを拾うと、あたしはそれにお札を貼り付けた。
同様にあたしの竹刀にもお札を貼り付けている。
そのパイプを翔に渡した
翔「へ……?こんなんで倒せるのか?」
貴「わかんない……。でも、今はこれしか方法が無い!」
そう。これ以外方法が無いのだ。
今は3人分しか聞こえないが、確実に幽霊はまだいる。
じゃあそいつらを倒すには?
………武器で戦うしかない―――――――
貴「これがあたしに出来る最善の作だ」
翔「………わかった。無理はすんなよ?」
貴「翔こそムチャしないでね?――――目指すは7階院長室」
翔「絶対に此処から出てやるっ!!行くぞっ!!!!」
あたし達は417号室から飛び出した。
―――――生きて帰って、いつもの日常を取り戻すために……