第6章 廃病院での奇妙な体験【来栖 翔】ホラー
~何だかんだで5分後~
貴「で、これからどうする?」
翔「もう帰るに決まってんだろ……
これ以上こんなとこにいたら幽霊に殺されちまう……」
あの幽霊を倒したあたし達は今、417号室にいる。
病室に入りたくはなかったが、光が入らない廊下は真っ暗……
仕方なく一番近くにあったこの417号室に入って、今に至る。
貴「でもさー。この手のホラゲ(ホラーゲームの略)は出入口が
開かなくなっていた……ってゆーのがオチじゃん?
多分1階に戻っても無駄だと思うよー」
翔「……あのな…これはゲームじゃないんだぞ?
……でもまあ確かにそんな気がするな……」
貴「でしょ?」
翔「じゃあどうするんだ?」
確かに……出られないとすると、どうしようもない。
ホラゲなら探索して、脱出のアイテムをゲットしたりするが……
………そもそもなんで幽霊が出てくるんだ?
この病院は特に悪い噂なんて無かったみたいだし……
手術ミスも特に無かったそうだ。
……幽霊は未練があるまま死んだ人間がなるものだ(多分)
――――――だからといって、いきなり襲ってくるか?
まさか……手術ミスが隠蔽されていた……?
貴「……とりあえず、院長室に行ってみよう」
翔「は?なんでだ?」
貴「いや~病院のボスは院長でしょ。
ここの院長死んでるし、案外院長倒せば帰れるかもよ?」
翔「ちょっとまてよ……そもそも院長の幽霊って此処にいるのか?
この病院で死んだわけじゃないんだろ?」
貴「……まあ、なんとかなるっしょ☆(゜∇^d)!!」
翔「どこからそんな自信わいてくるんだよ……」
貴「じゃ、これから幽霊が襲ってくると思うから武器作ろう!」
翔「…………え?」