第6章 廃病院での奇妙な体験【来栖 翔】ホラー
翔「その柳沢って人がこの病院作ったのか?」
貴「半分正解。柳沢は柳沢だけど、作ったのは柳沢 秀吉。
柳沢 冬也のお父さんだよ」
翔「たった二代で閉院になったのか……」
貴「柳沢 冬也は結婚してなかったからね。
跡継ぎがいなかったんだ。仕方ないよ」
翔「そうか……んじゃ入るか」
貴「急にどうしたの?さっきまで嫌々オーラ全開だったのに」
翔「そんなに嫌そうにしてたか?」
貴「そりゃーもう。強引につれてきたのちょっと後悔したくらい」
翔「まあ反省したならそれに越したことはねーけど……
廃病院探険するのも結構面白そーだなって」
翔……結構楽しそう。
ほんとにちょっと後悔してたけど……
喜んでくれてよかった♪
貴「それじゃ、行くぞーっ!」
翔「おーーっ!」
二人は意気込んで病院の自動ドアの前に立った。
ウィーン――――――
音を立てて自動ドアが開い…た……?
貴「………(゜ロ゜)」
翔「………(|| ゜Д゜)」
貴/翔「「Σええぇぇぇぇぇっっ!!!???なんでだーーーーーーっ!!???」」
――――――恐怖の時間の始まり始まり☆
貴/翔「「始まり始まり☆じゃねーだろォォォォォォォォォォォっっ!!!!」」