第2章 唄柱
?「相変わらずお2人は一緒に来られるのですね?」
そこに居たのは蟲柱 胡蝶しのぶちゃんだった。
久しぶりに会うその姿に嬉しくなり微笑み抱きつく。
しのぶ「あらあら、今日は一段と甘えたさんのようで」
しのぶちゃんがそっと私の頭を撫でる。
一個年下なはずなのに私よりもずっと年上のように感じる。
甘「あー!小春ちゃん!しのぶちゃん!」
大きく手を振ってこっちに走ってくるのは
恋柱 甘露寺 蜜璃ちゃん。
しのぶ「久しぶりですね」
甘「そうね!あ、聞いて!この間、美味しい甘味処を見つけたの
今度非番の時に3人で行きましょ!」
しのぶ「いいですね、是非!」
私も勢いよく首を縦に振る。
?「楽しそうな声が聞こえるな…南無阿弥陀仏…」
甘「あ!悲鳴嶼さん!
ええ、3人で甘味処に行く約束をした所なの!」
悲「それはそれは、良い事だな…南無阿弥陀仏」
段々と集まりつつある柱の前に、隠が1人の少年を連れてきた