第5章 遊郭編
その夜__________
小春はまきをとつながっていた時の情報を確認していた。部屋には誰も入れないように言いつけてある。そのため誰一人としてくることがない。
彼以外は。
ガタッと音が鳴った。窓の方を向くと見慣れた男が淵に座っている。
宇髄「よぉ小春。元気そうだな」
『”お久しぶりです、師範”』
宇髄「無事でよかった、派手に心配したんだぞ」
そう言って宇髄は少女を抱きしめる。
『”私も師範と同じ柱ですよ?そう簡単にやられたりしませんから”』
宇髄「あぁ、そうだな!」
小春は自分の得た情報とまきをの行方が分からないことを説明した。宇髄は顎に出を当て考えている。
『”あと、私が確認した鬼とは別の気配を感じるんです。”』
宇髄「ほう、そいつは何処にいる?」
『”花魁道中で外に出たとき下の方から感じました。しかもかなり強い鬼だと思います。今までこんな事無かったのに……”』
宇髄「そりゃ上弦かもなぁ。」
『”その可能性は私も考えています。』