• テキストサイズ

君との距離を__。【鬼滅の刃】

第4章  外伝 優しい理由





それから早々と時間は過ぎていき、小春も無事に食べ終えるとまた手を引き歩き始めた。

人混みをぬけていくと、そこには大きな屋敷がある。「風屋敷」と書かれたその建物をみて、小春は不死川の屋敷なのだと理解した。

だが、屋敷の前に来ても不死川は手を離さない。



実弥「右から2つ目の部屋で待ってろォ」



とだけ言って、不死川は別の部屋に行ってしまった。

小春は今度は何をするのだろうと思いながら言われた通りの部屋に入った。そこは六畳くらいの小さな部屋で紫色の座布団とちゃぶ台が一つだけ置かれているごく普通の部屋だった。

どうすればいいのかも分からない小春は、取り敢えず座布団の上に座り不死川を待っていた。



『(…とても優しい人だな……)』



/ 78ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp