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君との距離を__。【鬼滅の刃】

第2章 唄柱



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no-side


ここは山の中にひっそりと佇む小屋の中

仲良の良い兄妹2人がいた



『お兄ちゃん聞いて!』

零「ハル…どうしたんだい?(ニコッ」

『またお歌褒められたんだ!』

零「凄いじゃないか!ハルは昔から歌上手いもんな」


当時、小春の齢は15である。

兄は4つ上の零


2人の兄妹は3年前に親を亡くし、それ以来零が一人で小春の面倒を見ているのだ。


食料は十分に無く、ひと山越した所にある小さな村に巻を売りに行き、その際に得た金銭で少しずつ買っていた

売りに行く時はいつも2人で。

絶対に離れぬよう手を繋いでいた。



『あれ?……どうしよ、簪無くしちゃった…』

零「じゃあ兄ちゃんが取ってくるよ!」

『でも…もう夜だし……』

零「大丈夫、きっと家の近くだしすぐ戻ってくるよ

だからハルはいい子で待っててくれ」

『…気をつけてね?』

零「あぁ、」



その晩、零が帰ってくることはなかった。


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