第2章 唄柱
善逸side
やっぱり炭治郎にもわかってたんだ。
小春さんは本当に優しくて、髪がサラサラしてて綺麗で、美人で笑顔が可愛い。
けど、小春さんからはいつも寂しい音がする
『“そっか……炭治郎くんはそんなこともわかっちゃうんだね”』
伊「お前寂しいのか?」
『“わからない。私は自分が何を考えて、何がしたくて…どんな気持ちなのかもわからないから”』
伊「やっぱりお前は変な奴だな」
炭「おい伊之助!!小春さんになんて事を言ってるんだ!!」
伊「変なもんは変だろ!!」
変なのはお前らもだよ…
そう思ってるけど今は言えるような状況じゃないな
善逸「小春さんってなんで鬼殺隊に入ったんですか?」
『“…なりゆき?”』
善逸「え!?」
『“伊之助くんが言う通り、私は変だと思うよ。自分から危険な場に踏み込んで行ってるんだもの”』
小春さんは深呼吸してからまた紙に書き始めた