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CherryBlossom

第3章 姥桜参上!


明日香は呑気に紹介を始めた。
「改めまして紹介しますねぇ
第三種姥桜の精の響子叔母さまですぅ」
響子は俺を睨み据えたままだ。。
明日香は意に介さず紹介を続ける。
大した度胸なのか?これがいつもの事なのか?理解に苦しむ。
「こちらはぁ私達が見える一八さんですぅ
昨日ぅ、ここで会ったんですよぉ」
紹介が終わっても気まずい雰囲気は変わらない。

響子が先に口火を切った。
「貴方が腑抜けじゃないとおっしゃるなら、私との勝負お受けになりますか?」
売り言葉に買い言葉、俺も意地になっていた。
「おぉ!やってやろうじゃねぇか!どんな勝負だ!」
「あの~一八さん、叔母さまと勝負はぁ危険ですよぉ」
この時、俺は頭に血が上り、明日香の忠告に耳を傾ける冷静さはなかった。

「明日香、腑抜けの蛮勇に付ける薬はありませんよ
それに…男に二言はありません事よ」
響子は俺を睨みつけ不敵に微笑んだ。
「当たり前だ!
ここまでコケにされて引けるか!ナメんなよ!
言っちゃなんだが、これでも今まで喧嘩には負けたこたはないんでね」
相手が女性(で良いのか?)ってのは気が引けるが、売られた喧嘩は買わない訳にはいかない。
「あら、喧嘩なんて野蛮な事は致しませんわよ
貴方の度胸を試させて頂くだけですわ」
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