第5章 宇髄天元(現パロ/R18)□愛しのMr色男
それと同時____ズルッ、と抜き出さされ
それにフルりと震えるとまたくすくす笑われた。
「……ふっ…っ。…わ、笑い事じゃないです!!」
『お前本当、派手に馬鹿だよな。
ちゃんとつけてるよ、分かんなかったのか?』
「…………え、いつの間に。」
『姫華が2回目イった辺りに付けた。』
「…………どこだ……全く分からないぞ。」
お前イきやすすぎだろ。と笑いながら
慣れたようにそれを外して縛ると、
ちり紙にくるんでポイッとゴミ箱にほおる。
まるで日常の様である。
「……な、慣れている。恐ろしく慣れている。」
『そりゃそうだろ。…あーけど、他の女より。』
「……く、比べないでくださいね!!」
『………何だよ。派手にでけぇ声出して。』
他の人なんて、比べてみろ
自分はなすがままだったし、何も出来てないし
こんな子供だし………と思考を巡らせれば、
何となく情けなくなってきて
目がうるうると涙を流す準備を始めた。
天元はそんな事関係ないのか
ほらっとウェットティッシュを差し出している。
それをとりあえず受け取るとまたくすくすと
バカにするよう笑われた。
『こんなに優しく抱いたのに、
俺の気持ちがわかねぇとか派手に言うなよ?』
「………先生……すきです。」
『女って派手にそうだよなぁ…。
すーぐ、言葉を欲しがる。何なんだよ。』
「ごめん………なさい………っ。」
どうしてもソレが聞きたくて
何とかそれを言葉にすると、
日常会話のように軽く蔑みながら返答された。
さっきまで確かに激しかったけど、
とても優しくしてくれて思いは同じかと
舞い上がっていたのに……。そんな事を思って
しまえばしっかり準備できた涙は
ホロホロと流れ出て情けない謝罪しか出てこない。