第1章 不死川実弥(現パロ/死ネタ)□しらんぷり
だから今、幸せで仕方ねぇんだ。
これがお前の幸せじゃないことは理解してる。
それでもどうしても…幸せになんだ、今。
『お前の幸せ…祈れなかった。』
「……これが私の幸せなの。」
直ぐに答えをくれる。
俺の欲しい答えをくれる。
やっぱりお前は最高の女だよ。
『ありがとうなぁ…姫華。』
「大好きだよ。」
『……そうかよォ。』
愛の言葉はいつもお前から。
言葉で言うのは苦手だからいつも頭を撫でてやる。
そうするとへにゃっと笑うんだ。
その顔が俺はめちゃくちゃ好きだ。
「死んじゃった!お話したくてっ!」
『怒りてぇのに、嬉しくて怒れねぇよ。』
「実弥は私を怒ったこと無いでしょ?」
『あぁ、全部が好きだからなァ。』
「ふふ、私も全部が好き。」
珍しいだろ?たまにはな。
驚いた顔してやがんな?気分良いんだ。
だから、よく聞けよ?何度も言わねぇからな。
『…愛してる。』
「…うん、私も愛してる。」
もう未練無くなっちまったな。
お前と居られればそれでいいんだよ。
『「結婚しよう。」』
『「喜んで。」』
2人の願望を言って俺たちは消える。
お前のことよく知ってるからよ。
何考えてんかの分かっちまうんだ。
お互い気が狂うほど好きになるから
俺とは二度と会わないように。って。
貴方には幸せになってほしいの。って
お前そう思ってんだろ?馬鹿かお前は。
そんなお前を死んでも見つけ出して。
今度こそ何気ない時に結婚しようって
呟いて2人でジジババになるんだよ。
何回お前を愛したと思ってんだ。
鬼殺隊の頃からだぞ?
またもう一回。何度だって追い回す。
覚えてる俺と忘れるお前。
きっといつも終わりの時に
お前は会わないようにって願うから。
忘れちまうんだろうよ。
俺はいつも絶対に見つけ出すって
思っちまうから…お前を手放してやらない
罪なんだろうな。
けどなぁ、姫華。
俺にはお前しか居ねぇんだよ。
今度こそ俺。25過ぎても生きるから。
25の誕生日には、一緒に飯作ろうぜ。
結婚すっか。
そうだね、結婚しようか。
またそうやって当たり前みたいに
答えてくれよ。
愛してる。
続けて開幕。