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虹色の月【鬼滅の刃/ 短編集】

第5章 宇髄天元(現パロ/R18)□愛しのMr色男




『……あの両端から食う下らないやつだろ?』


かりんとうでポッキーゲームしましょ?
とか血迷ったこと言い出さねぇかな。
たまにすっ飛んだこと言うからなぁ……。

そしたら、
ゲームとこじつけてパックっと。なあ?


「かりんとうでもポッキーゲーム出来ますね。
(ていうか、先生としたいな。これ短いし。)」

『……まあ確かにな。一応形は棒だし。
(……派手に微妙なとこだが、
捉え方としては近いこと言い出したな。)』

「……………先生、んっ!!どうじょ!!
(よし、行ったれ!!攻めあるのみだ!!)」

『……え?(良いのかこれ。最早食いついたら
そのまま唇なんだが、どういう意図だこれ。)』


先生は私しかこの部屋に生徒を入れない。
そして、何だかんだ私には何故かやたら甘い。

だから…少しは特別なのかな?と
実はちょっとだけ期待している。

入学して直ぐ1目見てこの人だ!!と
思ってから、ずっと猛アタックして何とか
ここまで近づいて、ひたすら攻めあるのみ!
と毎度こんなにわかり易く攻め立てている。

何だかんだ迷った末に
いつも要求を受け入れてくれるが、
今回は……え?って言われたしどうだろうか。

けれど卒業まであと1年…何とかこのMr.色男に
卒業の日の告白と言う青春の一大イベントを
OKして貰い成功させるためには、
不安でも押して押して押しまくるしかない。

いけ!姫華!!私の青春がかかっている!
めげるな姫華!!思い立ったら行動だ!!



「せんせ?…嫌ですか?
(肩に手でも添えてやれ!逃がさんっ!!)」

『………えと、ちょっと待て。…お、おい。
お前………いや、そんなグイグイ近づくな。
(………ゲームがしたいのか?いや待て……。
やっぱ成り立たねぇぞの短さ!!!!!)』


「……だめですか? ゲームしましょ?
(ゲームだこれは!成り立たない長さだけど!)」


いや、めっちゃしたいけどな。
と言うかさっき望んでたんだか。

現実となると一応教師と生徒なわけで、
最早ゲームと言うかただのキスになるだろう
コレには答えていいのどうなのか。

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