第2章 宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ
□秘密のフラグ回収
繰り返される甘ったるい口付けに
頭が上手く働かない。
『…何だよその顔。…すげぇいい。』
「……っあっ、天元っ……っ…すきっ。」
愛しそうな目線になんとか言葉で返せば。
中で暴れ回る指が優しく答えてくれる。
中から溢れる潤滑油は痛みを溶かして
甘い刺激だけを伝えるように出来ているらしく
本物などまだ知らないくせに姫華の中は
グズグズとこの先を強請り始める。
それと同時にズクンっと溜まった快感が
背に電気が走った様にせり上がる。
「…っ!!!………ぁあっ!」
『初めてなのにそんなにイっちゃうの?
姫華は……派手に助平だな。』
情けなく背を逸らして達すると
ソレを茶化す様に大好きな声が聞こえてくる。
「……はぁ…ぁ…っ…自分だって………っ!!
初めての癖に……っ何で…こんな上手いの?
……………天元の……助平…っ……。」
何とかそれに対抗して意見すると
頭を優しく撫でられて微笑まれる。
『馬鹿だな、何年お前のこういう姿
間抜けに想像してたと思ってんだよ。』
助平に決まってんだろ。男だぞ。
そう言ってニヤリと笑うと、
また甘い口付けをくれた。
何度も繰り返すうちに激しくなるそれは
味わい尽くすように口内を犯していく。
『………はっ……目、開けてろよ。』
「………っ…んっ…やっ………。」
その言葉に羞恥を感じつつも
何故か逆らえなくて目を開けば
半月型に笑う優しい瞳がこちらを見つめていて
その甘さに身体が溶けてしまうのではないかと
いささか不安になるがどうしても心地よい。