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虹色の月【鬼滅の刃/ 短編集】

第2章  宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ




『嫌なわけあるかよ、色々した過ぎて
どれからやったら良いか派手に分かんねぇだけだ。』


そんな嬉しいこと言われたら、
私頭おかしくなりそうだよ。
色々したいなんて…思ってくれるの?

「…ゆっくり、全部して?」

してくれるなら、何でもいい。
全部天元が初めてがいいの。


『……あんま、期待すんなよ?
あの。俺…………初めてだから。////』


綺麗な顔が朱色に染まってる。
このギャップ自分じゃいつも隠してるけど
それ物凄くいいんだよ?

けど、期待とかそういうんじゃないの。
私は天元が好きなんだから。


「天元なら、何でもいいんだって。」

貴方に抱かれるなら、なんだっていい。

それに答えるように優しく口付けをくれた。
本当に触れるような、それだけのもの。
ただそれでも不思議と満ち足りて、
どうしようもなくこの先を期待してしまう。

『……触っていいか?』
「……うん。」

そう聞くとゆっくりと胸元へ手が伸びてくる。
その仕草だけで身体にピリッと電気が走って
緊張と心地良さで息が詰まりそうになる。

「……んっ。」
『……柔けぇな。』

少しだけ震えた手で触られただけで
声が盛れるほど気持ちがいい。

「…っあっ………。」
『…気持ちいいのか?』

先の突起をクリクリと摘まれれば
自分でも聞いた事の無い声が出てきて
気持ちいいのか?なんて聞いてくるから、
私は恥ずかしくなって思わず顔を逸らした。


『痛かったか?……その…
何処なら触っても痛くねぇの?』

そうすると焦った様にパッと手が離されて
端正な顔で困ったようにこちらを見つめている。

優しいのはわかるけれど、
これじゃあ辛いだけだよ…。

そんな自分の不埒な部分に羞恥を感じるが
何とかねだるしか先に進む方法は無さそうだ。


「天…元っ、もっと…ちゃんと…触って?」

もう我慢できないから、焦らさないでよ。
早く触って欲しいよ。
そう思いながら縋り付く様に懇願すると
ブルっと身震いして、浅い息を吐かれた。

『ごめんもう駄目だ。俺死にそう…
お前本当………派手に可愛い。』

「可愛いって、思ってくれるの?」


私も可愛くて死にそうだよ。
天元は黙ってコクリと頷いて先程とは違う
噛み付くような口付けをくれる。

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