第2章  宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ

「…………。」
『何だ？ごめんな？何か気に触ったか？』

結局馬鹿みたいに優しい。
何かダメだ泣きそうになってきた。
ごめんなって…撫でないでよ。
私が無理言ってんのよ…。


「…天元。私じゃ…下…。元気にならない？」

『…んな事ねぇよ。』

誤魔化し何てもう要らないよ…。
申し訳なくてもうダメ。
せめて…説明して…それで大人しく任務行こ。


「…こうやって入れば……
男の人は触りたくなるって……
指南書に書いてあった…………の。
誘い方何て分かん…無いしっ……。」

駄目だ自分が情けなくて涙出る。
嫌だったよね気持ち悪かったよね。
好きでもない女の肌なんて触りたくないよね。

『姫華ごめんな？
俺もどうしたら良いか分かんなかったんだ。』

結局優しいから。傷付けないように
そんな事、言ってくれるんだよね。
好きだなぁ…本当に。もう諦めなきゃ。
一応、守り抜いてるっぽい
難波キャラ…守ってあげよう。


「ここまでさせて何だけど…無理しないで。
そういうのに慣れてる天元が、困るんだもん。
……………誰でも良い訳じゃないもんね。ごめん。」

『………慣れてねぇよ。』

それは知ってるけど、今は優しさで
言ってくれてるの、知らないフリしなきゃ。

「……嘘つき。」

『引かれるの分かってて言うけどな。
俺は…接吻すらした事ねぇんだぞ……。』

あれ、自分から言ってきたぞ？
てか本当だったんだ。引くわけないじゃん。
誘っといてなんだけどさ、それなら。
やっぱ大切にしないと…。駄目だよ。


「揶揄ってるの？」

『聞いてみろよ。派手に本当だから。』

突然胸元に抱き寄せられて、
耳を胸に押し付けられる。