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虹色の月【鬼滅の刃/ 短編集】

第2章  宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ




『なぁ姫華。
俺と恋仲になってくれよ。』

「ふふ、勿論っ!!」

ずっと言えなかったことを
まるで日常会話のように伝えて
当たり前の様に返される。

あまりにも幸せすぎて、
頭がどうにかなってしまいそうだ。

もう隠すことも何も無い。

『…好きだ。』

また自然に本音を呟いて、
優しく押し倒すと微笑みながら
こちらをみつめ、首を傾げる。

「……ねぇ…天元?」
『……なんだ?』

「嫁に来いじゃなくて何で恋仲なの?」


自然な疑問なんだろう、
なんの気無しに聞いてくる。

きっと俺のイメージ という厄介なやつ
から来る違和感なんだろうな。

けどそれはちょっと
否定しなければならない。


『俺はずっと姫華だけ見てたから。
お前以外に恋愛をした事ねぇんだぞ?

派手にゆっくり理想の恋愛ってやつを
堪能させてくれよ。
最後はもう決まってんだからよ。』


どうせ俺には姫華しかいねぇし。
絶対に手放すなんて出来ねぇし。
俺の中じゃ嫁に来いなんて言う未来
もう確定みたいなもんなんだよ。

そしたら、初めての恋愛 ってやつを
お前とゆっくり、全部楽しみたいんだ。


「ふふ、うん。
嫁に来いって言われるの楽しみにしてる。」

『ああ、そん時こそはテンパらないように
派手に恋愛偏差値上げとくわ。』


そう言うとクスクス笑ってくれたので
また心が弾み口付けを落とす。

甘い口付けを導火線に
幸福と言う麻薬に浮かれた体は
自然と動き更に甘い世界へと2人を誘っていく。


2人はしっかり フラグ 回収しました。

まるでコントのようなちょっとおかしな2人は
これからも笑いあって、生きていくのだろう。


そんな2人の官能の世界はまた別のお話で。



宇 姫華『「(忘れてたけど、コレ入るのか?)」』



ready, steady…………, go!!!



一緒にいると、とっても楽しいね。



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