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虹色の月【鬼滅の刃/ 短編集】

第2章  宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ


□俺に抱かれる派手フラグ




『んー、そりゃ地味な話だなぁ。』
「私にとっては一大事なの!」


冒頭から分かるであろう
この会話、よくあるやつである。

大抵あれだ、どっちかだ。
彼氏が手を出してくれないのっ!!又は
お願いしますっ、色々あって抱いてくださいっ!だ。
まあキャラ的に俺だよな、そういうの。何で?


『で、つまり色気のイロハを
忍出身の俺に教えろと。うん、なんつーか。
お前俺に抱かれる派手フラグ立てにきたの?』

「うるさいわね!!私も思ったわよ!!
ぶっちゃけ指南書貰ってるからそれは
どっちでもいいけど、処女親父で捨てたくない!
もうとっとと抱けよ!ばか天元っっ!!」


『え、えぇ。まさかの?
抱けよって、もうフラグもクソもねぇじゃん。』


ほら、言ったこっちゃない。
お願いします抱いてくださいっ!の方だ。

要約すると、任務で何か下手したら
処女を捨てなきゃならないっぽいから
抱いてくれという、フラグどころの
騒ぎじゃないやつである。なぜ俺なの姫華。


「嫌なの!流石に!!だから……。
後腐れ無さそう な天元にお願いしてるの!!」


ちなみに嫁sは了承済み。
とキリッと親指を立てられる。

『(そりゃ了承するだろうな。
俺アイツらとそういう事しねぇし、
お前と俺がくっつくように応援してるからな。)』


「頼むよ!!目隠ししていいから、ね?」

目隠しなんて誰がするかよ。
寧ろ目、がん開きだわ!!!!

抱いてくれとせがまれるのは嬉しい。

そりゃな、目の前のコイツに
俺は16の時からずっと片思いしてる。

…つーか俺姫華しか好きになった事ねぇし。
しかも俺……このキャラで…童貞なんだわ!?
てか、接吻すらしたことねぇんだわ!!!

そんな奴が長年好きだった女を抱いてみろよ!
どうなるか分かるだろ…なぁ…姫華。

後腐れ無さそうだと!?
多分、めちゃくちゃ後腐れるぞ!!!
人を見た目で決めるんじゃないっ!!

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